「模試はVもぎとWもぎ、どちらを受ければいいの?」東京や千葉の保護者様からよくいただくご質問です。神奈川では「全県模試」という名前も耳にしますよね。似た名前が多く、違いが分かりにくいのが正直なところだと思います。
実はこの3つ、運営会社も対象地域も異なる別々の模試です。そして、お住まいの都県と志望校が決まれば、選ぶべき模試はほぼ決まります。
この記事では、Vもぎ・Wもぎ・神奈川全県模試の違いを比較表で整理します。そのうえで、都県別・志望別に「どれを受けるべきか」まで結論を出します。2026年度の日程や受験料も掲載しますので、模試選びの参考になさってください。
合格王子模試は全国共通の正解があるわけじゃないんだ。住んでいる都県と志望校で、受けるべきものが変わるんだよ。
会場模試とは、高校や大学などを会場にして、大勢の受験生と一緒に受けるテストです。本番に近い緊張感の中で、今の実力と志望校の合格可能性を測れます。
一都三県では、都県ごとに「主役」となる模試が異なります。東京と千葉はVもぎとWもぎ、神奈川は全県模試、埼玉は北辰テストです。まずは全体像を表でご覧ください。
| 模試名 | 運営 | 主な対象 | 受験料(中3・1回) | 規模 |
|---|---|---|---|---|
| Vもぎ | 株式会社進学研究会 | 東京(都立・私立)・千葉(県立) | 4,900円(税込)、自校作成対策もぎは5,700円 | 年間のべ38万人以上 |
| Wもぎ | 新教育 | 東京(都立・私立)・神奈川 | 4,800円(税込) | 約18万人・40会場 |
| 神奈川全県模試 | 株式会社伸学工房 | 神奈川 | 5,280円(税込) | 県内中3のおよそ2人に1人(約35,300人) |
| 北辰テスト | 北辰図書 | 埼玉 | 4,950円(税込) | 県内中3の約9割が受験経験 |
このように、名前は似ていても運営はすべて別の会社です。ここから一つずつ、中身を見ていきましょう。
Vもぎは、株式会社進学研究会が主催する中学3年生対象の会場模試です。1949年発足の歴史ある会社で、1956年から都内の大学や高校を会場にした会場模試を続けてきました。年間のべ38万人以上が参加し、2学期には毎月3〜4万人が受験する規模です。
種類は次の4系統で、志望校に合わせて選びます。
2026年度は、都立向けが6月〜翌1月に計16回、千葉県立向けが計11回実施されます。自校作成対策もぎは10月18日・11月15日・12月13日・1月10日の4回です。会場は大学・高校・専門学校なので、本番と同じ雰囲気を体験できます。
なお、Vもぎは中学3年生専用です。中1・中2のお子様は受験できません。
Wもぎは、「新教育」の名称で運営される東京・神奈川対象の会場模試です。公式サイトでは、首都圏最大規模・約18万人・40会場と案内されています。会場は実際の高校・専門学校・大学で、受験料は1回4,800円(税込)です。
ラインナップは次の5種類です。
Wもぎの持ち味は判定の細かさです。都立の判定では、内申点を加味した1000点満点の総合判定に加えて、推薦入試の合格可能性も示されます。
2025年度は都立向けが6月〜翌1月に計12回、神奈川向けが計8回実施されました。ただし2026年度の実施日程は、執筆時点で公式の最新情報を確認できていません。受験を検討される場合は、最新の実施状況を公式の案内や通われている塾などでご確認ください。
合格姫都立志望か千葉県立志望かで、選ぶ模試が変わるの。両方受けて比べるご家庭もあるわ。
2つの模試の違いを表にまとめました。
| 項目 | Vもぎ | Wもぎ |
|---|---|---|
| 運営 | 株式会社進学研究会 | 新教育 |
| 対象地域 | 東京・千葉 | 東京・神奈川 |
| 都立の判定 | 都立3校+国私立2校 | 都立3校+私立3校(内申込みの総合判定・推薦判定あり) |
| 千葉県立対応 | 県立Vもぎあり | なし |
| 神奈川対応 | なし | 神奈川県入試そっくりもぎあり |
| そっくり形式 | 8月以降 | 8月以降(各教科50分) |
| 受験料(税込) | 4,900円(自校作成対策は5,700円) | 4,800円 |
| 規模 | 年間のべ38万人以上 | 約18万人・40会場 |
都立志望なら、VもぎでもWもぎでも判定できます。母集団の大きさを重視するならVもぎが有力です。内申込みの総合判定や推薦入試の見通しも知りたい場合は、Wもぎが向いています。
大切なのは、同じ模試を継続して受けることです。模試ごとに受験者層が違うため、偏差値を単純には比べられません。秋からは月1回ペースで同じ模試を受けると、成績の推移が読みやすくなります。
Wもぎのラインナップに千葉県立対応版はありません。千葉県公立志望のお子様は、県立Vもぎ(8月以降は千葉県立そっくりもぎ)が選択肢になります。2026年度は6月から翌1月まで計11回あり、日程を選びやすいのも利点です。
日比谷・西・国立など自校作成校の志望なら、V・Wとも専用の対策もぎがあります。共通問題型のそっくり模試と組み合わせて受けるのが一般的です。
合格王子神奈川は全県模試が事実上の標準。埼玉は北辰テスト。県をまたぐときは、志望校のある県の模試を優先しよう。
神奈川県では、株式会社伸学工房が運営する「神奈川全県模試」が県内最大級の合格判定模試です。約35,300人、県内のおよそ2人に1人の中3生が受験しています。神奈川の公立志望なら、まずこの模試を軸に考えるのが自然です。
強みは、神奈川県入試の仕組みに合わせた判定です。神奈川の共通選抜は、内申と学力検査を各校の係数で組み合わせる「S値」方式で選考されます。全県模試では内申点と観点別評価を登録し、第1次選考・第2次選考それぞれの合格可能性が表示されます。志望校ごとの選考基準(特色検査・重点化)もQRコードで確認できます。
2026年度の中3向けは年8回です(5月24日〜2027年1月10日、11月29日は入試トライアル)。受験料は1回5,280円(税込)で、特色検査対策模試(2,640円)も併設されています。会場受験のほかに自宅受験も選べるため、部活や行事と重なった回も受けやすい仕組みです。
中1・中2向けの全県模試も年3回あり、早くから入試基準の偏差値に慣れておけます。Wもぎの「神奈川県入試そっくりもぎ」もありますが、迷ったときは神奈川県内で最大級の母集団を持つ全県模試を軸にするとよいでしょう。
合格姫迷ったら、志望校の判定に強い模試を選んでね。それが一番確実よ。
ここまでの内容を、都県別・志望別に整理します。
埼玉の北辰テストについては、仕組みや成績表の見方を別の記事で詳しく解説しています。北辰テストの解説記事もあわせてご覧ください。
どの都県にも共通するコツは、「夏までに1回受けて現在地を確認し、2学期は同じ模試を続ける」ことです。各模試とも申込には締切があります。受けたい回が決まったら、早めに各公式サイトで最新の日程と締切をご確認ください。
模試は、受けた後の動き方で価値が決まります。成績表から苦手単元を見つけ、次の回までに埋めていく。この繰り返しが、偏差値を少しずつ押し上げていきます。とはいえ、成績表の読み解きや学習計画づくりをお子様が一人で行うのは、なかなか難しいものです。
家庭教師の合格王は2004年創業、首都圏16,000人の家庭教師が在籍しています。都立・千葉県立・神奈川の特色検査など、地域ごとの入試に合わせた高校受験対策で、模試の結果をもとにお子様専用の計画を立てて指導します。完全月謝制で教材費は0円、先生の交代は何度でも無料です。費用の詳細は料金ページをご覧ください。
「模試をどれから受ければいいか」「結果をどう活かせばいいか」という段階のご相談も歓迎です。無料体験(かんたん30秒申し込み)、またはお電話(0120-041-590、受付13:00〜22:00)でお気軽にお問い合わせください。
制度・日程は2026年8月時点の情報です。最新の情報は各公式サイト・教育委員会の発表をご確認ください。